世界中にある国のサッカーリーグですが、その中でも最も有名なものの一つがドイツのブンデスリーガではないでしょうか。イタリアのセリエA、スペインのリーガエスパニョーラ、イングランドのプレミアリーグなどと並び、欧州のみならず世界全体を引っ張る存在として君臨するのが、このドイツのブンデスリーガです。ここでプレーすることを目指しているサッカー選手は世界中にいます。
ブラジルワールドカップで優勝を成し遂げたのもドイツ代表ですし、今、世界で最も強いリーグといってもよいかもしれません。そんなドイツサッカーリーグを運営するのが、DFL、ドイツサッカーリーグ機構です。この組織はブンデスリーガの運営だけでなく、カップ戦も行っており、ドイツサッカーの大部分を運営している組織であるということが言えます。
世界最強のリーグと組織力を目指して、ゲルマン人の誇りを持って運営されている組織です。ドイツサッカーを私たちが楽しめているのは、このDFLがしっかりとブンデスリーガやDFLスーパーカップなどを運営することができているからでしょう。
これからも世界を代表するサッカーリーグを運営する組織として、ゲルマン人の誇りを持って運営してくれることでしょう。
サッカー世界一の国を決めるワールドカップは、2014年に開催されたブラジル大会で20回目を迎えました。そして、そのブラジル大会ではドイツ代表が通算4回目の優勝を果たし、イタリア代表と並んで歴代優勝回数2位の国となったのです。
ドイツ代表は不参加だった2大会以外に決勝トーナメントに進めなかったのは1度きりで、準優勝4回、3位4回、4位1回という好成績です。このように恵まれたフィジカルと強靭な精神力によるゲルマン魂を武器にドイツ代表は大舞台での強さを示しています。
ただ、1990年のイタリア大会優勝後に世代交代が思うように進まなかったドイツサッカー界は、長い低迷期へ入ってしまったのです。イタリア大会後は、1992年の欧州選手権で準優勝、1994年のワールドカップでベスト8、1996年の欧州選手権で優勝、1998年のワールドカップでベスト8と好成績を残したものの、次世代のドイツサッカー界を担う若手有望選手がなかなか出てきませんでした。
その結果、試合内容も悪かった2000年の欧州選手権ではグループリーグで敗退してしまったのです。
そして、この結果を受けてドイツサッカー協会(DFB)は幼少時代から長期に渡って優秀なタレントを育成するためのプロジェクトを導入することに本腰を入れ始めたのです。すると、そのプロジェクトは実を結び、ミュラーやエジルといった豊かな創造力と高い技術力を兼ね備えた才能溢れる若手選手らが次々と輩出されるようになってきたのです。ゲルマン魂と卓越した足技を身につけた若手選手が多いドイツ代表の快進撃は今後も長く続きそうな勢いです。